クリアマインドの森川です。
先日、樹木希林さん主演の「日々是好日」をみました。
「にちにちこれこうじつ」
お茶のお稽古に通う一人の女性が
「本当にやりたいこと」が見つからずに
漠然と日常生活をおくっている中で
いろんな感情を味わい、経験をしていく物語。
茶道のお作法を淡々と教える先生と
その女性、お弟子さんとの距離関係
すごくいいなーって思いました。
お作法の素朴な疑問を
先生である樹木希林さんが、とてもシンプルに答えるの・・
「そんなこと、いちいち頭で考えないの」
「慣れてきたら、勝手に手がうごくわよ!」
ハマり役です笑
茶道はすごーく細やかなお作法ですよね。
わたしはもっぱら、頂くばかりですが
お作法に意味があるのかないのかって
問いかけはナンセンスな世界。
でも、お茶を点て、お茶を振る舞う
とてもシンプルな儀式であり
五感で味わう世界です。
日日是好日(にちにちこれこうじつ)
映画のなかでは、掛け軸に書かれていました。
有名な禅語ですよね。
毎日良いことが起きるという意味ではない。
毎日が好い日となるのは・・・
良いことも悪いことも比較をせず、
ただ積極的に、精一杯生きること。
この映画を観ていて、わたしが思ったのは
「本当にやりたいこと」って
すでに、やってるのかも知れないね。
ただ、誰かと比べているだけで
ちゃんと、自分を生きてるんじゃないかと。
生き方って親しい人や身内でも
違いますもん。
樹木希林さんが亡くなってから
公開された映画です。
機会があったらご覧くださいませ。